糞便・唾液からの細菌DNA抽出サービス
不快で煩雑だった糞便からの細菌DNA抽出を行い、精製したDNAをご指定の場所にお送りします。
ご不明点やご要望などありましたらお気軽にお問い合わせください。
本サービスのメリット
1検体3000円~。手ごろな費用で実施。
1検体からOK。100検体以上、長期的なプロジェクトでもOK。
プロトコール・キット、抽出・精製条件の指定が可能です。(可能な範囲で)
自動化プロトコール対応。長期プロジェクト・数100検体の抽出でも均一な作業を実施。
唾液やプラークからのDNA抽出も実施可能です。その他の検体もご相談ください。
メタ16S解析・メタゲノム解析も必要に応じてご相談ください。(他社へのご依頼もどうぞご遠慮なく)
作業の特徴
・テクノスルガ社製の採便ブラシ(保存液入り)で採取した糞便検体からDNAの抽出を行います。 ・キットはテクノスルガ社より直接お求めください。 |
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・DNA抽出専用の抽出室および安全キャビネット内で作業を行います。 ・作業前後に、作業スペースのUV照射、器具の洗浄、滅菌を行います。 ・すべての工程で滅菌済みのフィルターチップを使用します。 ・コンタミのリスクが最小限となるよう細心の注意を払って作業を行っています。 |
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・ジルコニアビーズを用いた細菌の物理的破砕によりDNAを抽出します。 ・ビーズは複数のメーカーを取り扱っています。 ・精製のプロトコールやキットをご指定ください。温度条件・時間条件など、可能な範囲で対応します。 ・磁性ビーズによる自動化プロトコールにも対応していますので、均一で確実な作業が可能です。 |
大学を中心とした大規模腸内細菌叢解析プロジェクトにおいても、解析を担当しています。
作業環境についてご不安な場合は、施設の見学をしていただいても大丈夫です。
作業の流れ
テクノスルガ社製の糞便ブラシで糞便を採取し、冷蔵便(推奨)あるいは常温便でお送りください。
(上記以外の採取方法の場合は、ご相談ください。)
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受け取り次第、検体を確認し、作業開始まで冷蔵で保管します。(採取方法が異なる場合は適切な温度で保管)
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検体情報の管理、ラベルの作成を行います。
バーコード、検体情報の読み取りも必要に応じて行います。
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ビーズによる細菌細胞の破砕、必要に応じて熱処理等を行います。
ビーズの種類、破砕の強度・時間等をご指定ください。
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DNAを精製します。
カラム精製、磁性ビーズ精製などプロトコール・キットをご指定ください。
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必要に応じて、DNAの電気泳動・濃度測定・濃度の調整を行います。(オプション)
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DNAおよび残余検体をご指定の場所にお送りします。 (2箇所まで無料)
(※20検体以下の場合は、一箇所につき送料1000円のご負担をお願いします。)
当センターでもメタゲノム・メタ16S解析、そのほかの解析も実施可能です。他社での解析もどうぞご遠慮なく。
DNAの抽出費用
1検体の目安3000円~5000円程度(税別)
プロトコールや作業内容により異なります。
※検体数が多い場合は少し費用を下げられる場合があります。
※BtoBや長期的なプロジェクト等で 相当数の検体数が見込まれる場合は
別途、ご相談ください。
酵素法による高分子ゲノムDNAの抽出も可能です(別途お見積もり)。お気軽にご相談ください。
オプション(必要に応じて実施します)
貴重なDNAサンプルのロスを最小限にし、無駄な費用をかけないよう必要な作業のみを実施します。
・Qubitによる濃度測定と指定濃度への調整(+500円/1検体)
・ゲノムDNAの電気泳動(+10000円/24検体ごとに)
・指定のプライマーによるPCR増幅の確認(応相談)
・Mock-communityからのDNA抽出(応相談)
・その他、必要な作業がありましたらご相談ください。
注意事項
DNAの収量は便の採取量に依存します。あらかじめご了承ください。
検体によってはPCR阻害物質を完全に除去できない場合があります。
通常であれば、メタ16S解析は問題なく解析可能です。
真菌やウイルス等の他の生物種その他の解析を検討の場合は、あらかじめご相談ください。
設備環境・技術の点からお引き受けができないプロトコールもございます。
特に稀少・貴重な検体の場合は、作業のリスクについて同意をいただいた上でご依頼ください。
ビーズによる破砕による抽出を行います。酵素法によるDNAの抽出はご相談ください。
本サービスは研究用です。臨床診断の用途には用いられません。
感染性が疑われる検体はお受けできません。