口腔常在微生物叢解析センターについて
k谷口歯科医院併設の口腔常在微生物叢解析センターとして2014年に次世代シークエンサーMiSeqを導入しました。以降、次世代シークエンサーMiSeq,ナノポアシーケンサーGriION、DNBSEQなどを所有し、主に口腔細菌叢の解析に取り組み、これまでに5000検体以上の解析を行ってきました。
香川県高松市の谷口歯科医院・解析センターです。
受託解析の実施
大学や病院、研究所、企業からの検体を受け入れ、次世代シークエンスの受託解析も実施しています。
医学部を中心とした大規模な腸内細菌叢解析プロジェクトにも参加し、数1000検体規模の解析を担当しています。
口腔細菌叢のメタ16S解析だけではありません。
腸内細菌叢や皮膚、子宮内膜、膣、魚類の腸内細菌、土壌などの細菌叢解析を手かげてきました。様々な検体のDNA抽出や微量検体の解析の経験があります。
経験豊富なインフォマティシャンと連携し、バクテリア等の微生物の全ゲノムシーケンスなど次世代シーケンサーを活用した様々な解析を提供しています。
またDNBSEQを導入し、植物などのより大きな生物のゲノムシーケンス、RNAシーケンス、エクソームシーケンスも実施しています。
見積書、納品書、請求書の発行、また科研費・研究費でのお支払いなど、問題なく実施しできております。
特に事前の登録や、特別な様式が必要な場合はご連絡ください。
作業の特徴
丁寧で慎重な作業
歯科医師という職業柄、緻密で繊細な作業が得意です。
コンタミネーションやサンプルのとり間違え、作業ミスが起こらないように作業内容・解析環境を整えています。
様々な機器でライブラリー調整の品質をチェックしながら作業を行っています。
バイオインフォマティクスは各分野の経験豊富な専門家と連携していますので、ご安心ください。
常に最短の納期で実施
お急ぎの場合は、解析スケジュールを調整して最大限のスピードで解析を行い、できるだけ要望にこたえられるようにしています。
相乗り解析でも、品質とリード数を確保するために他社よりも少ない検体数でランをしているため、比較的短納期で納品が可能です。
かゆいところに手が届く解析を実施。
DNAの抽出や、ライブラリーの品質チェックなど他ではなかなか実施できない、細かなサービスを提供しています。
ご不安なことがあればお気軽にお問い合わせください。解析センターの見学や打ち合わせ・ご相談も大歓迎です!
主な所有機器
次世代シークエンシングを確実に行うため、様々な定量・定性装置、ライブラリーの調整装置などを整備しています。またすべての作業は作業内容に応じた2台の安全キャビネット内で行い、作業ごとのUV照射、消毒を徹底しています。
次世代シークエンサー イルミナ MiSeq
ナノポアシーケンサー オックスフォードナノポアテクノロジー GridION
デジタルPCR サーモフィッシャー 3DS
リアルタイムPCR サーモフィッシャー StepOnePlus
安全キャビネット(ハザードキャビネット)2台 ライブラリー調整用・DNA抽出用
ラボラトリーオートメーション ベックマン・コールター Biomek4000
全自動電気泳動装置 パーキンエルマー LabCHip
自動DNA抽出装置 PSS Maglead
冷凍庫 -80度 -20度
その他、汎用の研究用機器を多数所有し、効率的な研究環境を整えています。
解析センターの歴史
2014年4月2日 解析センターの立ち上げ
2014年6月4日 MiSeqの導入
2018年1月18日 GriIONの導入
2018年6月4日 ナノポアの受託解析サービスを開始
2018年7月 DNA抽出室を整備
2018年12月 微生物等ゲノムシーケンスサービスの開始
学会発表・講演等
・イルミナウェビナー 2017年8月4日
・NHKためしてがってん 解析・取材協力 2016年11月
・NHKあさいち 解析・取材協力 2016年5月
・歯界展望2016年5月号~2018年6月 連載 「口腔細菌叢のメタゲノム解析」
・ゲノム微生物学会2016年 ポスター発表
・イルミナ西日本ユーザーミーティング ライトニングトーク
・日本歯内療法学会2015年 ポスター発表
・NGS現場の会2015年 ポスター発表
・口腔検査学会2015年 ポスター発表 (優秀発表賞受賞)
・歯界展望2015年11月号
「特集 口腔細菌叢のメタゲノム解析~臨床応用と可能性~」
・日本歯科新聞 2014年12月
講演履歴 全国の大学、企業、研究会、スタディグループなどで多数講演
今後の主な講演・発表予定
2019年1月 大阪
2019年2月 松本
2019年3月 東京 など